福永真弓・松村正治編『答えのない人と自然のあいだ―「自然保護」以後の環境社会学』(2025年・新泉社)

富田は、第一章「私たちはどんな自然をまもろうとするのか―未来の人と自然の関わりをどうやって考えるか」を執筆しました。20年ぶりの「シリーズ環境社会学講座」の本であることも踏まえ、現在の最新の状況の中で、そう簡単に陳腐化しない「問い」について考え、今後の課題を提示しようと力を入れて書きました。 三方五湖における『昔の水辺の風景画』募集の事例を通して、世代交代の波が押し寄せる中での、市民参加型調査を通じたコミュニケーションの意味はどのようなものか。まもろうとする自然を、誰とどのように考えていくのかという点における意義や今後の課題についてまとめています。出版社による紹介(一部立ち読みあり)はこちらです。