静岡大学・富田涼都研究室(環境社会学)のウェブサイトです。
「ひとと自然のかかわり」に着目して研究をしています。

最近の研究活動

広島県のシンポジウム『鳥獣に負けない社会をどうつくるか』で基調講演をしました。

広島県農業生産課主催の シンポジウム『鳥獣に負けない社会をどうつくるか』 において、基調講演「転換期に求められる新しい鳥獣害政策の視点」を行いました。自然と社会の転換期において、そして従来の政策の手詰まり感の中で、新しい発想としての「被害論」からの政策論について講演しました。技術...
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富田涼都ほか「日本の自然環境研究におけるオープンデータ化と活用に関する論点整理」(2025年・『野生生物と社会』所収)

オープンデータに関する大会のテーマセッションの企画をきっかけに執筆をした論文です。普段の仕事とは毛色が違いますが、研究現場で感じることを書いています。「誰もが自由に使えること」のための二次利用ライセンス、「なぜデータが埋没するのか」という点についての課題の整理と対応が十分ではない...
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福永真弓・松村正治編『答えのない人と自然のあいだ―「自然保護」以後の環境社会学』(2025年・新泉社)

富田は、第一章「私たちはどんな自然をまもろうとするのか―未来の人と自然の関わりをどうやって考えるか」を執筆しました。20年ぶりの「 シリーズ環境社会学講座 」の本であることも踏まえ、現在の最新の状況の中で、そう簡単に陳腐化しない「問い」について考え、今後の課題を提示しようと力を入...
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三方五湖自然再生協議会で報告をしました。

  富田も委員を務める 三方五湖自然再生協議会 において、2024年を通じて行った若狭町の学童保育での取り組みや放課後に関する保護者アンケートについて報告しました。報告資料の一部は こちらの資料 の23~25ページで見ることができます。2025年度も自然再生協議会の各部会や若狭町...
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日本生態学会の自由集会でコメンテータを務めました。

  第72回日本生態学会大会 の自由集会「鳥獣管理のフレーム再考:目標設定と進め方」にて、コメンテータを務めました。政策が「うまくいかない」原因に対して、政策のフレーミングを問いなおすことが有効であること、問いなおしのためには環境社会学の「被害論」を参考に、鳥獣の「被害」について...
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「野生生物と社会」学会のオンライン研究会で講演をしました。

 「野生生物と社会」学会青年部会が主催するオンライン研究会 『野生動物管理における社会科学研究を考える~アカデミアと社会をつなぐには~』 で、講演「現場で起きていることを『聴く』-環境社会学が調査し続けてきたこと―」を行いました。 環境社会学の被害構造論の背景などから「聴く」調...
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地域社会学会研究例会で話題提供をしました。

 2025年2月1日の 地域社会学会研究例会 (東京大学本郷キャンパス)にて、講演『無常の自然とどう折り合うか?』を行いました。地域社会学と「環境変動」の接点を探るという企画趣旨のもとの話題提供です。その報告論文が 地域社会学会ジャーナルに掲載 されています。
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