絵本・映像絵本『むかしのみずべは』(2022年)

 

福井県美浜町・若狭町で富田も参画して行われた『昔の水辺の風景画』募集で集まった絵を使った絵本が総合地球環境学研究所の研究成果として発行されました。これまで集まった絵は『みんなの三方五湖マップ』で公開され、富田もいくつか論文(下記参照)を書いてきました。それに対して、この絵本では研究者目線とは違う「感触」に着目したクリエイターの方々のセンスに刺激を受けました。私自身は一部の文章を寄稿したのと、企画段階で少しお手伝いしました。絵本のPDFが総合地球環境学研究所のページからダウンロードできます。

また、この読み聞かせ動画(映像絵本)も作成されました。絵本では表現しにくい「音」の世界をより前面に表現しています。ぜひご覧ください。



なお、この風景画募集という手法上の特徴は2020年の「自然に対する多様な価値づけについての空間明示的な調査手法と成果の活用についての可能性と課題」、世代交代の波が押し寄せる中での意義と今後の課題については、2025年の「私たちはどんな自然をまもろうとするのか―未来の人と自然の関わりをどうやって考えるか」に論文を書いています。